2022/03/02 16:08

Withコロナの生活になって早2年。
お仕事や生活のスタイルもすっかり変わりましたね。

そんな中でご自宅の間取りを見直したり、郊外に新たな住居を設けたりする方が増えているのを実際に感じています。私たちの拠点である鎌倉にも多くの方が移住してきているそうです。

今回の「伊豆高原別邸リフォーム」も生活スタイルの変化からスタートしています。
ですので、始めから「別荘」という要素だけでなく、お仕事(来客やオンライン会議など)をする新たな場所としての要素も念頭においてインテリアも検討を重ねました。

私たちが家具やインテリアのご提案をする際、一つのポイントとして「10年」というスパンを区切りとして考えた時にどうか?というご提案をします。家族の形はおおよそ10年ごとに変わります。また趣味や好み、そして時代も変わります。(趣味趣向についての期間は人によりますが。。)

独身だった方が結婚して、子供を持ち、その子供も成長する。だんだんと自分も年齢を重ねて、仕事や生活のスタイルも変化する。さらにはご両親の介護や結婚した我が子との同居などなど。。人生の中で、家具や内装というものはそうそう頻繁に変更する物ではありませんが、生活スタイルの変化、年齢と共に変わる趣味趣向などの要因により、だいたい買い換えるスパンとして「10年」を念頭において考えると、決めやすいと思います。要するに、「子供が小さい」等の目の前の状況や「老後」等ずっと先の未来まで視野に入れて検討するのではなく、「10年」という近い未来を想像すると良いということです。

さて、5回に渡りご紹介したこちらの別邸。
「ブリティッシュモダン」というイメージも大切にしながら、10年後のご家族の姿を想像しつつご提案しました。ゆっくりと年月をかけて住む人と一緒に経年変化をしていけるような素材を選び、余白を残していますので、これから先の10年も、その先の10年も、ご家族の変化とともに、新しいものを加えたり、色を変えたり、使う場所を変えたりしながら、家具も内装も楽しんで手を加えていって頂けるといいなあと思います。本当の意味での完成形はきっとまだまだ先のことでしょう!